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天に唾する

読み方

てんに つばする

意味

天に向かって唾を吐けば、結局は自分に降りかかるように、他人をののしったり害そうとしたりすると、その悪意や不利益がめぐりめぐって自分に返ってくるというたとえ。自分の身を汚すだけで得にならないことも言う。

由来

仏教経典由来の譬喩として古くから見られ、天に唾を吐けば重力で自分に落ちてくるという素朴な経験則に基づく。日本語のことわざとしての成立時期は明確ではないが、近世(江戸期)には類似表現が用いられていたとされる(正確な初出年は不詳)。

備考

他者への中傷・侮辱・害意が自分に返ることを強く戒める言い方。口語では「天に唾吐く」「天に唾するようだ」なども。公的文章ではやや強い非難の響き。

例文

  • 上司の悪口を言いふらすのは天に唾するようなものだ。
  • 根拠もなく相手を貶めるなんて、天に唾する真似はやめろ。
  • あのデマ投稿は結局本人の信用を失わせた。まさに天に唾するだ。
  • 他国を見下す発言は外交上の火種になる。天に唾する行為だよ。
  • 努力している人を嘲笑うのは天に唾することになる。自分が困った時に誰も助けてくれない。

類義語

  • 天に唾を吐く
  • 自業自得
  • 身から出た錆
  • 悪事千里を走る

対義語

  • 情けは人の為ならず
  • 善因善果
  • 因果応報(善行が報われる意)

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