大欲は無欲に似たり
読み方
たいよく は むよく に にたり意味
非常に大きな望みや目的を持つ人は、目先の小さな利益や欲望に心を動かされないため、かえって欲がない人のように見えるということ。大きな志を持つ者は小利にこだわらない、または強い欲も外見上は無欲に見える、という意味で用いられる。由来
「大欲」は大きな欲望・大きな望み、「無欲」は欲がないこと。「大きな目的を持つ者は小さな利益を追わないため、外からは無欲に見える」という人間観察から生まれたことわざ。特定の出典や成立年は不詳だが、近世以降にことわざとして定着した表現とされる。備考
肯定的にも皮肉にも使える。単なる「欲がない」という称賛ではなく、大きな欲や野心が背後にある場合を示す点に注意。例文
- 彼は給料の多少にはこだわらず、将来の事業計画だけを見ている。まさに大欲は無欲に似たりだ。
- 目先の儲けを全部断った社長を見て、社員たちは大欲は無欲に似たりという言葉を思い出した。
- 彼女は賞金には興味がないように見えるが、世界一を狙っているのだから大欲は無欲に似たりと言える。
- 小さな取引で利益を出すより市場全体を押さえるつもりなのだろう。大欲は無欲に似たりだね。
- その政治家は私利私欲がないように振る舞うが、実は大きな権力を望んでいるのかもしれない。大欲は無欲に似たりというものだ。
類義語
- 大欲は無欲のごとし
- 大志ある者は小利を顧みず
- 大智は愚の如し
対義語
- 目先の利益に走る
- 小欲にとらわれる
- 欲の皮が突っ張る