大山鳴動して鼠一匹
読み方
たいざん めいどうして ねずみ いっぴき意味
前触れや騒ぎ、期待は非常に大きかったのに、実際に現れた結果や成果はごく小さく、つまらないことをいう。大げさに始まったわりに中身が乏しいことを、皮肉をこめて表すことわざ。由来
古代ローマの詩人ホラティウスの『詩論』(紀元前19年ごろ)の一句 Parturient montes, nascetur ridiculus mus に由来するとされる。意味は「山々が大きく鳴り響いたが、生まれたのは滑稽な鼠一匹」。この西洋古典の表現が漢文調に取り入れられ、日本でもことわざとして定着した。日本での定着時期の詳細は不詳。備考
「大山」は「おおやま」ではなく「たいざん」と読む。やや文語的で、会話・文章の両方で使うが、相手や企画を皮肉る響きがあるため使い方に注意。例文
- 新製品の発表会は大々的だったが、内容は去年の改良版にすぎず、まさに大山鳴動して鼠一匹だった。
- 選挙前には大胆な改革を掲げていたのに、実際に決まった政策は小幅修正だけで、大山鳴動して鼠一匹に終わった。
- 会議で何時間も議論した結果、結論は先送りとなり、皆が大山鳴動して鼠一匹だと肩を落とした。
- 映画の予告編は壮大だったが、本編は意外と平凡で、大山鳴動して鼠一匹という印象を受けた。
- 社長が重大発表があると言うので身構えたが、人事異動の話だけで、大山鳴動して鼠一匹だった。
類義語
- 竜頭蛇尾
- 雷声大にして雨点小
- 看板倒れ
対義語
- 小さく生んで大きく育てる
- 有終の美を飾る