夜食過ぎての牡丹餅
読み方
やしょく すぎて の ぼたもち意味
物事の時機を逃してしまい、せっかくの好意や価値あるものでも役に立たなくなること。必要な時には間に合わず、あとから来てもありがたみが薄い、というたとえ。由来
夜食を済ませたあとに、好物である牡丹餅を出されても、もう腹が満ちていて十分に喜べないことから。必要な時機を過ぎた贈り物や助力の無用さをたとえたもの。成立時期は未詳だが、近世以降の民間的な言い回しと考えられる。備考
やや古風で、日常会話では「後の祭り」「手遅れ」の方が一般的。相手の好意を否定する響きがあるため、使う場面には注意。例文
- 納期が過ぎてから人員を増やしても、夜食過ぎての牡丹餅だ。
- 試験が終わったあとに参考書を貸してくれても、夜食過ぎての牡丹餅というものだ。
- 雨がやんでから傘を届けられても、夜食過ぎての牡丹餅でしかない。
- 商談が破談になってから値引きを提案するとは、まさに夜食過ぎての牡丹餅だ。
- 彼が謝罪したのは評価が決まった後で、相手には夜食過ぎての牡丹餅に感じられた。
類義語
- 後の祭り
- 六日の菖蒲十日の菊
- 証文の出し遅れ
- 手遅れ
- 時機を逸する
対義語
- 時宜を得る
- 渡りに船
- 願ったり叶ったり
- 干天の慈雨