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夜目遠目笠の内

読み方

よめ とおめ かさのうち

意味

人は、夜の薄暗い中で見たり、遠くから見たり、笠で顔の一部が隠れていたりすると、実際以上に美しく見えやすいということ。転じて、見た目の印象は距離や光、隠れ方などの条件でよく見えることがある、というたとえ。

由来

成立時期の正確な初出は未詳ですが、女性が外出時に笠をかぶることのあった江戸時代(17〜19世紀)には広く用いられていたとされます。夜の暗さ、遠い距離、笠で顔立ちがはっきり見えない状態では、実際よりも美しく見えやすいという経験則から生まれた表現です。

備考

現代では女性の容姿を品評するように響くことがあるため、使用場面に配慮が必要です。古風・ユーモラスに用いられることが多く、印象は条件で変わるという意味でも使われます。

例文

  • 祭りの帰り道、友人が『夜目遠目笠の内っていうし、暗いと雰囲気が増すね』と笑った。
  • 写真だけで判断しないほうがいいよ、夜目遠目笠の内ということもあるから。
  • 江戸のことわざ『夜目遠目笠の内』は、見た目の印象が条件で変わることを表している。
  • 舞台の照明を浴びると誰でも魅力的に見えるから、ある意味では夜目遠目笠の内だ。
  • 彼はその言葉を使って、遠くから見た印象と実際は違うことがあると説明した。

類義語

  • 夜目遠目

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