壁に耳あり障子に目あり
読み方
かべにみみありしょうじにめあり
意味
どこで誰が聞いている(見ている)かわからないので、秘密の話や悪口などは慎むべきだという戒め。身内だけのつもりでも外に漏れることがあるため、言動には注意せよという意味。
由来
家屋の壁越しに声が漏れたり、障子のすき間や破れから外の様子が見えたりする日本家屋の実感に基づく言い回し。成立時期は明確ではないが、江戸時代には類似表現が見られ、近世以降に広く定着したとされる。
備考
秘密保持・悪口の戒めとして日常的に用いる。現代では「ネットにも耳あり目あり」のように比喩的に拡張されることも多い。
例文
- 会議室でも油断するな。壁に耳あり障子に目ありだ。
- ここだけの話は危ないよ、壁に耳あり障子に目ありって言うし。
- 悪口を言っていたら本人に伝わった。まさに壁に耳あり障子に目ありだ。
- SNSに書けばすぐ広まる。壁に耳あり障子に目ありと思って発言しよう。
- 隣の席に取引先がいるかもしれない。壁に耳あり障子に目ありだよ。
類義語
- 壁に耳
- 障子に目
- 人の口に戸は立てられぬ
- 立つ鳥跡を濁さず(※用法は近いが同義ではない)
対義語
- 口は禍の元(の逆意)
- 秘密は守られる(対義的表現)