坊主の不信心
読み方
ぼうず の ふしんじん意味
本来、信心や道徳を説き実践すべき立場の人(例:僧侶)が、当の本人は信仰心に欠けていたり、言行が伴っていなかったりすること。転じて、専門家・指導者が自分の専門や教えを自分では守らないことのたとえ。由来
僧侶(坊主)は仏法を説き信心を勧める存在であるのに、当人が不信心であるという皮肉から生まれた表現。成立年代は特定しにくく、いつ頃から定着したかは不明だが、近世以降の口語的な諺として広く用いられてきたとされる。備考
僧侶に限らず「専門家・指導者が自分の教えを守らない」場面に広く使う。やや批判・皮肉の語感が強いので、目上や公的場面では言い換えも無難。例文
- 健康指導をしているのに暴飲暴食とは、まさに坊主の不信心だ。
- 環境保護を訴える会社が大量廃棄をしていて、坊主の不信心だと批判された。
- 先生が遅刻ばかりでは坊主の不信心で、説得力がない。
- 安全第一を掲げる現場でルール違反が続き、坊主の不信心だと現場がざわついた。
- 節約を説く親が浪費していて、子どもに坊主の不信心と言われた。
類義語
- 紺屋の白袴
- 医者の不養生
- 坊主憎けりゃ袈裟まで憎い
対義語
- 信心深い
- 篤信
- 敬虔