地震雷火事親父
読み方
じしん かみなり かじ おやじ意味
昔の人が、世の中で特に恐ろしいものとして「地震・雷・火事・親父」を並べた言い方。自然災害や火事に加え、かつて一家で強い権威を持っていた父親も怖い存在と考えられていたことを示す。転じて、非常に恐ろしいものの代表を並べていう表現。由来
江戸時代中期(18世紀ごろ)にはすでに用例が見られるとされる。地震・雷・火事という庶民に身近な災厄に、当時家父長的な権威を持っていた「親父」を加えた表現とされる。ただし「親父」は、もとは「大山風(おおやまじ)」が転じたものだという説もあり、語源は確定していない。備考
現代では文字どおりよりも、昔の災害観や家父長的な価値観を示す表現として使われることが多い。「親父」の語源には「大山風」転訛説もある。例文
- 江戸の暮らしでは、地震雷火事親父が人々の大きな恐れだった。
- 民俗学の授業で、地震雷火事親父ということわざに表れた昔の価値観を学んだ。
- 祖父はとても厳しく、子どものころの父はまさに地震雷火事親父の『親父』だった。
- 彼は『今どきは地震雷火事親父より、ネット炎上のほうが怖いね』と冗談を言った。
- 防災展示では、地震雷火事親父を切り口に江戸時代の災害意識を紹介していた。
類義語
- 地震・雷・火事・大山風
対義語
- 怖いものなし