国乱れて忠臣現る
読み方
くに みだれて ちゅうしん あらわる意味
国が乱れ、危機や混乱が起こったときにこそ、本当に国や主君を思う忠義の臣下が現れる、または誰が忠臣であるかが明らかになるという意味。平穏な時には分かりにくい人の真価が、困難の中で判明することをいう。由来
古代中国の漢籍に見える「国乱れて忠臣を識る」「家貧しくして孝子顕る」系統の格言に由来するとされる。日本では漢文訓読を通じて広まったが、現在の形で成立した正確な年代は不明。少なくとも近世以前から用いられた。備考
国家や主君への忠義を説く古風な表現。現代では政治・会社・組織などの危機で、真に頼れる人物が分かるという比喩に使われる。例文
- 災害対応で彼が率先して住民を助けたのを見て、まさに国乱れて忠臣現るだと思った。
- 会社が倒産の危機に陥ったとき、最後まで残って再建に尽くした社員たちに、国乱れて忠臣現るの言葉を思い出した。
- 平時には目立たなかった将校が戦乱の中で献身的に働き、国乱れて忠臣現るを体現した。
- 組織が混乱すると、責任を逃れる者と支える者がはっきりする。国乱れて忠臣現るとはこのことだ。
- リーダーが不在になった途端、彼女が皆をまとめ上げた。国乱れて忠臣現るというように、危機が人の真価を示す。
類義語
- 乱世に忠臣を知る
- 疾風に勁草を知る
- 家貧しくして孝子顕る