問屋の只今
読み方
といや の ただいま意味
「ただ今すぐに」と言いながら、実際にはなかなか実行しないこと。返事だけはよいが、約束や対応が当てにならないさまをいう。由来
近世の商家・問屋の取引に由来するとされる。注文や催促に対して問屋が「ただ今」と答えながら、実際の納品や対応が遅れがちだったことから生まれた表現。成立時期は明確でないが、江戸時代ごろの商習慣に基づくと考えられる。備考
やや古風な表現で、日常会話では「口先だけ」「当てにならない」の方が通じやすい。人や業者の対応の遅さを皮肉る時に使う。例文
- 彼はすぐ返事をすると言ったが、もう三日も音沙汰がない。まさに問屋の只今だ。
- 修理業者の「本日中に伺います」は問屋の只今で、結局来たのは翌週だった。
- 上司の「すぐ確認する」は問屋の只今だから、あまり期待しないほうがいい。
- 納品は今日中と言われたが、問屋の只今でまだ届いていない。
- 「急ぎます」と言うばかりで進まないなら、問屋の只今と言われても仕方がない。
類義語
- 紺屋の明後日
- 蕎麦屋の出前
- 口先だけ
対義語
- 有言実行
- 即断即決