問うに落ちず語るに落ちる
読み方
とう に おちず かたる に おちる意味
人は問い詰められると警戒して本当のことを言わないが、自分から話しているうちに油断して秘密や本音を漏らしてしまう、という意味。尋問よりも雑談の中で真相が現れることをいう。由来
「落ちる」は古くから「白状する・自白する」の意で用いられ、取り調べで問われても自白しない者が、自分から語るうちにうっかり真実を漏らすことに由来する。成立時期は未詳だが、近世(江戸時代ごろ)の吟味・裁きに関する言い回しが背景とされる。備考
やや古風で硬い表現。推理・取調べ・交渉など、相手が自ら失言する場面でよく使う。例文
- 彼は質問には慎重に答えていたが、雑談で共犯者の名を出してしまった。まさに問うに落ちず語るに落ちるだ。
- 面接で弱点を聞かれた時は隠したのに、後の会話で準備不足を自分から話してしまい、問うに落ちず語るに落ちる結果になった。
- 詐欺師は取り調べでは否認したが、仲間との電話で手口を漏らした。問うに落ちず語るに落ちるとはこのことだ。
- 子どもに聞いても菓子を食べたとは言わなかったが、味の感想を話し始めてばれてしまった。問うに落ちず語るに落ちるね。
- 秘密を守るつもりなら余計な説明はしない方がいい。問うに落ちず語るに落ちるというから。
類義語
- 語るに落ちる
- 口は災いの元
- 雉も鳴かずば撃たれまい
- 馬脚を現す
- 尻尾を出す
対義語
- 問えば答える
- 自白する