命長ければ蓬莱に会う
読み方
いのち ながければ ほうらいに あう意味
長く生きていれば、思いがけない幸運や、めったにない喜ばしい出来事に出会うこともあるという意味。苦難や不遇が続いても、生き続け、時を待てば望外の好機に巡り合えるという励ましとして使われる。由来
正確な初出年は不明。中国古代の神仙思想に出る霊山・蓬莱山に由来する。蓬莱は不老不死の仙人が住む理想郷とされ、そのような稀でめでたい場所にも、命が長ければ出会えるという発想から生まれた。日本では近世、江戸時代頃からことわざとして用例が見られる。備考
やや古風で文学的な表現。蓬莱は理想郷・不老長寿・吉祥の象徴で、単に長生きすれば必ず幸福になるという断定ではなく、慰めや励ましとして使う。例文
- 若い頃は苦労ばかりだった祖父も、晩年に念願の店を持ち、「命長ければ蓬莱に会うものだ」と笑った。
- 長年落選していた研究助成にようやく採択され、命長ければ蓬莱に会うとはこのことだと思った。
- 病気を乗り越えて孫の結婚式に出られるなんて、まさに命長ければ蓬莱に会うということだね。
- 会社が倒産したときは終わりだと思ったが、その後よい仲間に恵まれた。命長ければ蓬莱に会うものだ。
- 失敗続きでも諦めずに続けよう。命長ければ蓬莱に会うこともある。
類義語
- 待てば海路の日和あり
- 果報は寝て待て
- 生きていれば良いこともある
- 長生きはするもの
対義語
- 長生きは恥多し
- 好事魔多し