命長ければ恥多し
読み方
いのち ながければ はじ おおし意味
長く生きていると、その分だけ失敗や過ち、人前で恥をかく出来事も多くなるという意味。人生経験が増えるほど、名誉ばかりでなく不名誉なことも積み重なる、という無常観や自戒を含むことわざ。由来
鎌倉末期から南北朝期に成立した吉田兼好『徒然草』第七段の「命長ければ辱多し」に由来するとされる。成立年は厳密には不明だが、一般に1330年前後(元徳年間ごろ)と考えられている。備考
古風でやや悲観的な表現。長寿そのものを否定する響きがあるため、年長者への直接的な発言では配慮が必要。例文
- 若いころの失敗談を思い出すたびに、命長ければ恥多しとはよく言ったものだと思う。
- 長年商売をしていると成功もあるが失敗も多く、まさに命長ければ恥多しだ。
- 祖父は昔の失言を笑いながら、命長ければ恥多しだよと話してくれた。
- SNSに過去の投稿が残っていて赤面した。命長ければ恥多しという言葉が身にしみる。
- 経験豊富な先生でさえ、命長ければ恥多しと言って、若いころの失敗を戒めにしていた。
類義語
- 命長ければ辱多し
- 長生きすれば恥多し
- 長命なれば恥多し
対義語
- 亀の甲より年の功
- 老馬の智
- 長生きは三文の徳