命あっての物種
読み方
いのち あっての ものだね意味
どんな財産・成功・名誉も、生きていてこそ意味があるということ。危険を冒してまで無理をせず、まず命や健康を大切にすべきだという戒めとして使う。由来
「物種」は物事のもとになる種・材料の意。すべては命があって初めて成り立つ、という考えから生まれた表現。正確な初出や成立年は不明だが、江戸時代(17〜19世紀)には広く用いられていたとされる。備考
危険回避や健康第一を説く場面で使う。やや古風だが日常会話でも通じる。「物種」は「ものだね」と読む点に注意。例文
- 台風の日に無理して出勤することはないよ、命あっての物種だ。
- 山で道に迷ったら、予定を捨てて引き返すべきだ。命あっての物種だからね。
- 大きな商談でも、過労で倒れては意味がない。命あっての物種だ。
- 家財を取りに戻りたい気持ちは分かるが、火事の時は逃げろ。命あっての物種だ。
- 勝負にこだわるのもいいが、危険なけがをしてまで続けるな。命あっての物種だよ。
類義語
- 命に過ぎたる宝なし
- 命は宝の宝
- 死んで花実が咲くものか
対義語
- 虎穴に入らずんば虎子を得ず
- 身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ