名人に癖あり
読み方
めいじん に くせ あり意味
すぐれた技術や才能を持つ人には、ふつうの人と違う独特の性格・習慣・やり方があるものだ、という意味。欠点のように見える癖も、名人の個性や能力と結びついている場合があることをいう。由来
具体的な初出や成立年は不明。芸道・職人・武芸などで、卓越した人ほど独自の型、こだわり、奇癖を持つという経験則から生まれたことわざとされる。近世から近代にかけて広まった表現と考えられる。備考
才能ある人の個性を肯定的に見る表現。ただし、癖やわがままを無条件に正当化する言葉ではない。例文
- あの料理人は仕込みの順番にうるさいが、名人に癖ありで、そのこだわりが味を支えている。
- 彼の指導法は少し変わっているけれど、名人に癖ありというから、まずは学んでみよう。
- 天才的な職人ほど道具の置き方まで決めている。まさに名人に癖ありだ。
- 監督は気難しい人だが、名人に癖ありで、作品の完成度はいつも高い。
- 名人に癖ありとはいえ、周囲に迷惑をかける癖まで許されるわけではない。
類義語
- 癖ある馬に能あり
- 一癖ある者は才がある
- なくて七癖