名は体を表す
読み方
なはたいをあらわす
意味
人や物の名前・呼び名は、その実体や性質・内容をよく示しているということ。名付けには理由があり、名前を見れば中身がおおよそ想像できる、または名前にふさわしい実態が伴っている、という意味で用いる。
由来
古くからある言い回しで、特定の作者や成立年は不明。江戸時代以前の文献にも見られるとされ、「名(な)」=呼び名、「体(たい)」=実体・中身という語の組み合わせから生まれた。近世以降、人物評や商品名・屋号などの評価に用いられて定着した。
備考
人名・店名・商品名・あだ名などが実態に合う時に使う。皮肉として「名は体を表すとは限らない」の形で用いることもある。表記は「表す/現す」どちらも見られる。
例文
- 彼は本当に誠実だから、まさに『誠一』という名は体を表すね。
- この店は『手打ち亭』と名乗るだけあって、名は体を表すうどんの腰だ。
- 『快速号』という列車名どおり、停車駅が少なくて名は体を表している。
- 新しい部署名の『顧客成功室』は、役割が一目で分かって名は体を表す。
- あだ名の『博士』は伊達じゃない。理屈に強くて名は体を表すよ。
類義語
- 名は体をあらわす
- 名は身を表す
- 看板に偽りなし
対義語
- 名ばかり
- 名と実が伴わない