口を拭う
読み方
くち を ぬぐう意味
自分が関わった悪事や失敗について、責任を認めず、何事もなかったかのように平然と振る舞うこと。証拠や痕跡を消して関与を隠す、という含みで使われる。由来
「口を拭う(ぬぐう)」は、口元の汚れをぬぐって食べた痕跡を消す動作から、悪事の痕跡を消して知らぬ顔をする意へ転じた比喩表現。成立した正確な年代・初出は不明。備考
慣用的には「口をぬぐう」とひらがな表記も多い。否定的評価で用いられ、責任逃れ・関与の隠蔽を非難する文脈が中心。例文
- 不正に関わったのに、彼は口を拭って会議に出てきた。
- 問題が起きると上司は部下に押しつけ、口を拭うのが常だ。
- 証拠を隠して口を拭っても、いずれ真相は明るみに出る。
- 彼女だけが責められ、当事者たちは口を拭っているのが許せない。
- 失言したなら、口を拭うのではなくきちんと謝るべきだ。
類義語
- 知らぬ顔をする
- しらを切る
- とぼける
- 頬かむりをする
- 口をぬぐう
対義語
- 責任を取る
- 罪を償う
- 非を認める
- 謝罪する