口を切る
読み方
くち を きる意味
会議や交渉、話し合いなどで、最初に発言して口出しを始めること。転じて、物事の開始のきっかけをつくる、先頭に立って始めるという意味でも用いる。由来
「口を切る」は、沈黙していた場で最初に口を開く意から生じた表現とされる。特定の故事・人物に由来するというより、日常語として定着したもの。成立年代は明確ではない(江戸期以前からの用例があるとされるが、確証ある起源年は不詳)。備考
「口火を切る」と近いが、「口を切る」は会話・発言の開始に寄りやすい。やや硬めの言い方で、会議・式典など改まった場面でも使われる。例文
- 司会が挨拶を終えると、部長が口を切って意見を述べた。
- 誰も言い出せずにいたが、彼が口を切ったおかげで議論が動き出した。
- まず私が口を切りますので、続いて皆さんも率直に話してください。
- 値下げ交渉は相手が口を切るまで待つつもりだった。
- 乾杯の音頭は社長が口を切り、会場が一気に和んだ。
類義語
- 口火を切る
- 先陣を切る
- 先鞭をつける
- 嚆矢となる
- 皮切りとなる
対義語
- 口をつぐむ
- 沈黙を守る
- 口を閉ざす