口をそろえる
読み方
くち を そろえる意味
複数の人が、まるで打ち合わせたかのように同じ内容・同じ意見を同時に言うこと。評価や非難などで「皆が同じことを言う」状況を表し、しばしば驚きや不自然さ(口裏合わせの疑い)を含んで用いられる。由来
「口」は発言・言葉の意、「そろえる」は同じ状態に合わせる意から成る慣用句。特定の故事に由来するというより、日常語の比喩的結合として成立したと考えられる。成立年代・初出は不詳(江戸期以前から口語的に用いられてきた可能性はあるが確証はない)。備考
「口をそろえて」の形で副詞的にもよく使う。必ずしも悪い意味ではないが、同調圧力や口裏合わせの含みを帯びることがある。例文
- 会議では、参加者が口をそろえてその案に賛成した。
- 近所の人たちが口をそろえて、あの店は接客が丁寧だと言う。
- 皆が口をそろえるので、事前に口裏を合わせたのではと疑ってしまった。
- 先生は口をそろえて静かにしなさいと言う生徒たちに、まず席に着くよう促した。
- 報道各社が口をそろえて同じ見出しを出したのが印象的だった。
類義語
- 異口同音(いくどうおん)
- 口を揃えて(くちをそろえて)
- 同じ口で言う
- 一斉に言う
対義語
- 口々に言う
- てんでに言う
- ばらばらに言う