口は一つ耳は二つ
読み方
くちはひとつみみはふたつ
意味
人には口が一つ、耳が二つあるのだから、話すよりも聞くことを多くしなさいという教え。自分の意見を押しつけず、相手の話をよく聞いて理解し、慎重に言葉を選ぶべきだという戒めにもなる。
由来
人間の身体的特徴(口は一つ、耳は二つ)を根拠に「聞くことを重んじよ」と説く教訓句。特定の作者や成立年は明確でなく、古くから口承で伝わったとされる(成立年代は不詳)。英語の “We have two ears and one mouth …” と同趣旨の表現もある。
備考
説教調になりやすいので、目上から目下への助言で使われがち。会話・会議・接客など「傾聴」を促す場面で用いる。
例文
- 会議では口は一つ耳は二つを意識して、まず現場の声を聞こう。
- 新人のうちは口は一つ耳は二つだよ。先輩の話をよく聞きなさい。
- 口は一つ耳は二つと言うし、反論する前に相手の事情を聞いてみて。
- 彼は口は一つ耳は二つを実践しているから、相談されることが多い。
- SNSでも口は一つ耳は二つ。発信ばかりでなく他人の意見も読もう。
類義語
- 聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥
- 能ある鷹は爪を隠す
- 沈黙は金
対義語
- 口は災いの元
- 口八丁手八丁