口に税はかからぬ
読み方
くち に ぜい は かからぬ意味
ものを言うだけなら税金を取られるわけではないので、実行する気や根拠がなくても、人はいくらでも大きなことや勝手なことを言える、という意味。発言の軽さや無責任な大言を皮肉るときに使う。由来
成立時期は不詳。口から出る言葉には租税が課されないという比喩から生まれた表現で、税や年貢が生活上の重い負担だった近世(江戸時代)以降の社会感覚を背景に広まったと考えられる。備考
やや古風で皮肉な響きがある。相手の発言を軽く見る表現なので、目上には直接使わないほうが無難。例文
- 彼は「来年までに会社を十倍にする」と言うが、口に税はかからぬというものだ。
- 口に税はかからぬから、選挙前の公約だけで候補者を信用してはいけない。
- 友人は豪邸を買うと毎年言っているが、口に税はかからぬで、まだ貯金もない。
- 「必ず優勝する」と宣言するのはいいが、口に税はかからぬ、練習で証明してほしい。
- 口に税はかからぬとはいえ、できない約束を軽々しくするのは信頼を失う。
類義語
- 言うだけならただ
- 口では大阪の城も建つ
- 言うは易く行うは難し
- 空言はただ
対義語
- 口は災いの元
- 沈黙は金
- 雉も鳴かずば撃たれまい