去る者は日々に疎し
読み方
さる もの は ひび に うとし意味
去っていった人(別れた相手・転居や転職で離れた人など)は、日が経つにつれてだんだんと縁が遠のき、互いの関心や親しみも薄れていくということ。会わない時間が増えるほど、思い出も付き合いも自然に疎くなりやすい、という人情を表す。由来
古くからの言い回しで、特定の作者や成立年は不明。近世以前の文献にも見られるとされ、日々(毎日)という時間の経過が人の心の距離を広げるという経験則を簡潔に述べたことわざとして定着した。備考
別離・疎遠・時間経過による関係の薄れを述べる。必ずしも冷淡さの非難ではなく、人情の自然な流れとして言うことが多い。文語調でやや改まった響き。例文
- 卒業して上京してから、地元の友人とは去る者は日々に疎しで、連絡も減ってしまった。
- 転職で部署が離れると、去る者は日々に疎しとはよく言ったもので、雑談する機会もなくなった。
- 別れて半年、去る者は日々に疎しで、あれほど大事だったのに気持ちが落ち着いてきた。
- 引っ越した祖父母とは、こちらから電話しないと去る者は日々に疎しになりがちだ。
- 同窓会に出ないでいると、去る者は日々に疎しで、顔と名前が結びつかなくなる。
類義語
- 去る者は日々に疎し
- 去る者は追わず
- 人の噂も七十五日
- 年経れば故人も疎し
対義語
- 去る者は日々に親し