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医者の不養生

読み方

いしゃ の ふようじょう

意味

人に健康法や注意を説く医者でさえ自分の体は大切にしない、ということから、他人には教えたり世話したりできる人が、自分自身のことになると行き届かず、かえっておろそかにしてしまうことのたとえ。

由来

「不養生」は、健康を保つための節制や手入れをしないことを意味する語です。人を診て健康を説く医者ほど、自分の体調管理は後回しにしがちだという皮肉から生まれた表現です。正確な初出年は不詳ですが、少なくとも江戸時代(17〜19世紀)にはことわざとして広く使われていました。

備考

実際の医師を責めるより、専門家ほど自分のことは後回しにしがちだという一般論や自嘲として使うことが多い。類義に「紺屋の白袴」。

例文

  • 健康指導をしている先生が過労で倒れ、まさに医者の不養生だと言われた。
  • 栄養士なのに自分は朝食を抜いてばかりで、医者の不養生のようだ。
  • 部下には早く帰れと言うのに、自分は毎晩残業していて医者の不養生だ。
  • 予防の大切さを説く医師自身が検診を受けていなかったのは、医者の不養生だった。
  • 家計の専門家なのに自分の貯金がないなんて、医者の不養生と言われても仕方がない。

類義語

  • 紺屋の白袴
  • 坊主の不信心
  • 髪結い髪結わず

対義語

  • 備えあれば憂いなし
  • 転ばぬ先の杖
  • 用心にけがなし

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