漢字辞典.com

勝って兜の緒を締めよ

読み方

かって かぶと の お を しめよ

意味

物事に成功したり勝利したりしたときこそ、油断せず、さらに気を引き締めて次に備えるべきだという戒め。成功後の慢心や気の緩みが失敗を招くことを警告する言葉。

由来

戦に勝ったあとも、敵の反撃や新たな危険に備えて、兜の緒を締め直すべきだという武士の心得に由来する。戦国時代の武将・北条氏綱の訓戒として伝わる形が有名だが、正確な成立年は不明。室町末期〜戦国時代ごろの武家社会の教訓と考えられる。

備考

成功後の慢心を戒める場面で使う。ビジネス、受験、スポーツなど幅広く用いられる。やや格式ある表現。

例文

  • 試合に勝ったからといって浮かれてはいけない。勝って兜の緒を締めよだ。
  • 大型契約を取れた今こそ、勝って兜の緒を締めよの精神で納品準備を徹底しよう。
  • 合格したから終わりではない。勝って兜の緒を締めよで、入学後の勉強にも備えよう。
  • 前回の成功に安心せず、勝って兜の緒を締めよと思って次の企画を見直した。
  • 優勝後のインタビューで監督は、勝って兜の緒を締めよと選手たちに語った。

類義語

  • 油断大敵
  • 治に居て乱を忘れず
  • 備えあれば憂いなし
  • 好事魔多し

対義語

  • 勝って驕る
  • 油断する
  • 慢心する

このことわざに含まれる漢字