勘定合って銭足らず
読み方
かんじょう あって ぜに たらず意味
帳簿上の計算や理屈は合っているのに、実際には金銭や必要なものが不足していること。転じて、計画や説明はもっともらしく整っていても、現実が伴わないことをいう。由来
正確な成立時期は不詳。金銭を「銭」と呼び、商取引で帳簿や算盤による勘定が重視された近世、特に江戸時代以降の商家の実感から広まった表現と考えられる。備考
商売・会計だけでなく、計画と現実のずれを皮肉る場面にも使う。やや古風で、日常会話より文章・評論で見かけやすい。例文
- 予算表では黒字のはずなのに、支払いの日になると現金がない。まさに勘定合って銭足らずだ。
- 事業計画は完璧に見えたが、資金繰りを考えていなかったので勘定合って銭足らずになった。
- ポイント還元まで含めれば得だと言うが、今払うお金が足りないなら勘定合って銭足らずだよ。
- 会議では人員配置がうまく説明されたものの、現場には人が足りず、勘定合って銭足らずだった。
- 帳簿の数字だけ見て安心していたら、実際の残高が不足していて、勘定合って銭足らずを思い知らされた。
類義語
- 算用合って銭足らず
- 帳簿は合うが金がない
- 机上の計算だけは合う
対義語
- 帳尻が合う
- 収支が合う
- 計算も実際も合う