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初心忘るべからず

読み方

しょしん わする べからず

意味

物事に慣れてきても、学び始めたころの謙虚な気持ちや緊張感、努力する姿勢を忘れてはいけないという教え。転じて、出発点にあった志や反省を保ち続けることの大切さをいう。

由来

室町時代の能楽師・世阿弥の芸論書『花鏡(かきょう)』(1424年ごろ)に見える言葉が由来とされる。もともとは能の修行について「未熟だった時期の経験や、その時々の課題を忘れるな」という意味で述べられ、後に広く一般の教訓として使われるようになった。

備考

世阿弥の言葉として有名。現在は「最初の志を忘れない」という意味で使うことが多いが、原義には「未熟だった段階の反省や、その時々の課題を忘れない」という含みもある。

例文

  • 仕事に慣れてきた今こそ、初心忘るべからずの気持ちで丁寧に対応したい。
  • 新入社員のころの緊張感を忘れないよう、彼は手帳に『初心忘るべからず』と書いている。
  • 経験を積んでも初心忘るべからずで、毎回の練習を基本から見直している。
  • 店が人気になっても、初心忘るべからずでお客様への感謝を大切にしている。
  • 失敗したときこそ初心忘るべからずを思い出し、もう一度基礎から学び直そう。

類義語

  • 初志貫徹
  • 原点を忘れない
  • 志を忘れない

対義語

  • 慢心する
  • 驕り高ぶる
  • 初志を失う

このことわざに含まれる漢字

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