出物腫れ物所嫌わず
読み方
でもの はれもの ところ きらわず意味
屁・げっぷ・くしゃみ・せきなどの生理現象や、できもののような体の変化は、時や場所を選ばず起こるということ。転じて、人の力では抑えにくいことや、避けがたく起こる出来事は場面を選ばない、というたとえ。由来
成立年代は不詳だが、江戸時代にはすでに俗諺として広く用いられていたとされる。『出物』は屁・げっぷ・くしゃみ・せきなど体から出るもの、『腫れ物』はできもののこと。どちらも場所や場面を選ばず生じることから、避けがたい出来事一般を表す言い回しになった。備考
やや古風で俗っぽい言い方。くしゃみ・咳・おなら・腹痛など、抑えにくい生理現象についてユーモラスに使うことが多い。改まった場では避けるのが無難。例文
- 会議中にくしゃみが出てしまったが、上司は「出物腫れ物所嫌わずだ、気にしなくていい」と笑ってくれた。
- 赤ん坊が電車の中で泣き出すのは、ある意味では出物腫れ物所嫌わずで、親だけを責めるのは酷だ。
- 大事な商談の日に腹痛になったが、出物腫れ物所嫌わずというから、まずは落ち着いて対処した。
- 結婚式の直前に声が出なくなり、彼は『出物腫れ物所嫌わずとはこのことだ』と困り顔だった。
- 予期せぬトラブルについて、部長は『出物腫れ物所嫌わずで完全には防げないこともある』と説明した。
類義語
- 所構わず
- 時と場所を選ばない
- 不可抗力
対義語
- 時と場所をわきまえる
- TPOを守る
- 慎みを持つ