漢字辞典.com

元の木阿弥

読み方

もとの もくあみ

意味

いったん良い状態になったり、改善したりしたものが、結局また以前の悪い状態に戻ってしまうこと。努力や苦労の成果が失われ、もとの状態と変わらなくなる場合に使う。

由来

語源には諸説ある。代表的には、戦国時代の大和国の武将・筒井順昭が死を隠すため、自分に似た盲人の僧「木阿弥」を身代わりに立てたが、後に順慶が成長すると木阿弥は元の身分に戻された、という16世紀ごろの逸話に由来するとされる。正確な成立時期は不明。

備考

「元の黙阿弥」と書くのは誤用とされることが多い。改善が無駄になったという否定的な文脈で使われる。

例文

  • せっかく禁煙に成功したのに、また吸い始めて元の木阿弥だ。
  • 部屋をきれいに片づけても、三日で散らかっては元の木阿弥になる。
  • 新しい制度で残業が減ったと思ったが、人手不足で元の木阿弥になった。
  • 苦労して成績を上げたのに、勉強をやめたら元の木阿弥だよ。
  • 治療でよくなっても、無理をすれば元の木阿弥になりかねない。

類義語

  • 振り出しに戻る
  • 水の泡になる
  • 台無しになる
  • 元通りになる
  • 元の状態に戻る

対義語

  • 雨降って地固まる
  • 災い転じて福となす
  • 怪我の功名

このことわざに含まれる漢字

同じ漢字を含むことわざ