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信心過ぎて極楽を通り越す

読み方

しんじん すぎて ごくらく を とおりこす

意味

信仰心が強すぎるあまり、本来の目的である極楽に行くことさえ行き過ぎてしまう、というたとえ。何事も度を越すと、かえって目的を外したり害になったりするという意味。

由来

仏教の「極楽浄土」信仰を背景にしたことわざ。極楽を目指す信心も過度なら通り越してしまう、という誇張表現から生まれた。正確な成立年は不詳だが、近世(江戸時代ごろ)には広まっていたと考えられる。

備考

宗教的な語を含むが、日常では「熱心さ・慎重さが過剰で逆効果になる」比喩として使う。やや古風で文章語的。

例文

  • 健康のための運動でも、毎日無理をしてけがをしては信心過ぎて極楽を通り越すだ。
  • 節約のつもりで必要な暖房まで我慢するのは、信心過ぎて極楽を通り越すというものだ。
  • 品質管理を徹底しすぎて納期を失うなら、信心過ぎて極楽を通り越すことになる。
  • 子どものためと言って干渉しすぎるのは、信心過ぎて極楽を通り越す場合がある。
  • 安全対策は大切だが、手続きが複雑すぎて現場が動かないのでは信心過ぎて極楽を通り越す。

類義語

  • 過ぎたるは猶及ばざるが如し
  • 薬も過ぎれば毒となる
  • 分別過ぐれば愚に返る
  • 大吉は凶に還る

対義語

  • 念には念を入れよ
  • 石橋を叩いて渡る

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