会うは別れの始め
読み方
あう は わかれ の はじめ意味
人と出会う以上、いつかは別れが来るということ。出会いの喜びと同時に、別れが避けられない人生の無常を悟り、別れを過度に嘆きすぎないようにする戒めとしても用いる。由来
仏教的な無常観に基づく言い回しで、出会い(縁起)も移ろい、必ず離別に至るという考え方を背景に広まったとされる。成立時期の厳密な初出は不詳だが、遅くとも近世(江戸時代)までには一般に用いられていたといわれる。備考
別れ際のあいさつや慰めとしてよく用いられる。やや達観した響きがあり、冷淡に聞こえる場面もあるので、相手の心情に配慮して使う。例文
- 卒業でみんな離れ離れになるけど、会うは別れの始めだよ。
- 転勤で送別会を開いた。会うは別れの始めとはいえ、やはり寂しい。
- 新しい仲間が増えるたびに、会うは別れの始めを思い出す。
- 入学式で出会った友人とも、会うは別れの始めで、いつか道は分かれる。
- 別れを恐れて関係を避けるより、会うは別れの始めと受け止めて今を大切にしよう。
類義語
- 人の世は無常
- 盛者必衰
- 会者定離
- 出会いがあれば別れがある
対義語
- 袖振り合うも多生の縁
- 一期一会
- 末永くよろしく