他山の石
読み方
たざん の いし意味
他人の言動や失敗、つまらない出来事であっても、自分の人格や行いを磨くための手本・戒めとして役立てよ、という意味。良い例だけでなく悪い例からも学び、自分の改善に生かすことを勧める。由来
中国の古典『詩経』小雅「鶴鳴」にある「他山之石、可以攻玉(他山の石もって玉を攻むべし)」に由来する。よその山の粗い石でも玉を磨ける、の意から転じて、他人の言行も自分を磨く材料になるというたとえになった。日本での定着の正確な年代は不詳(漢籍受容以後)。備考
「他人事で済ませず自分の改善に生かす」の意。多くは失敗例を指すが、良い例にも用いる。単独で「他山の石だ」と述語的に使うことが多い。例文
- 先輩の失敗談は、他山の石としてメモしておこう。
- あの対応のまずさは他山の石だ。自分は同じことをしないようにしたい。
- 批判も他山の石と受け止めれば、成長の糧になる。
- 他社の不祥事を他山の石として、社内の点検を進めた。
- 友人の遅刻癖を他山の石にして、私は早めに家を出るようにしている。
類義語
- 人の振り見て我が振り直せ
- 前車の轍を踏むな
- 失敗は成功のもと
- 反面教師
- 戒めとする
対義語
- 他山の石とするな
- 対岸の火事