他人の飯はうまい
読み方
たにん の めし は うまい意味
他人が食べているもの、他人の持っているものや暮らしぶりは、自分のものより良く見え、うらやましく感じてしまうというたとえ。実際の味の優劣ではなく、比較や羨望による心理を言う。由来
由来は明確な初出文献や成立年代は不詳。江戸期以降に口語的なたとえとして広まったと考えられる。自分の食事より「他人の飯」のほうがうまそうに感じる、という日常的な実感から生まれ、転じて他人の境遇や所有物を羨む心情を表すようになった。備考
「他人の芝生は青い」に近い意味。食べ物そのものより、他人を羨む心理を指す。会話で自嘲気味に用いられることが多い。例文
- 昇進した同僚を見て、つい他人の飯はうまいと思ってしまった。
- SNSの旅行写真ばかり眺めていると、他人の飯はうまいで落ち込む。
- 他人の飯はうまいと言うけれど、自分の良さにも目を向けたい。
- 隣の部署の待遇がよく見えて、他人の飯はうまい気分になる。
- 子どもが友だちのお弁当を見て『他人の飯はうまい!』と騒いでいた。
類義語
- 隣の芝生は青い
- 他人の物はよく見える
- よそはよそ、うちはうち
対義語
- 自業自得
- 我が身をつねって人の痛さを知れ