今日の一針明日の十針
読み方
きょうの ひとはり あすの とはり意味
小さな不具合や問題は、早いうちに手を打てば少ない手間で済むが、先延ばしにすると後で何倍もの労力がかかるというたとえ。今すぐ対処することの大切さを説くことわざ。由来
裁縫の経験から生まれたことわざで、衣服のほころびは今日のうちに一針縫っておけば、明日には十針も必要になるような大きな傷みにならずに済む、という意味から。成立時期の詳細は未詳だが、遅くとも江戸時代(1603〜1868年)には使われていたとされる。備考
裁縫のたとえから来たことわざ。英語の “A stitch in time saves nine.” に近い。家事・仕事・健康管理など、早めの対処を勧める場面で幅広く使える。例文
- ほころびを見つけたらすぐ直しなさい、今日の一針明日の十針だよ。
- バグを小さいうちに修正するのは、まさに今日の一針明日の十針だ。
- 歯の痛みを放っておくと治療が大がかりになる。今日の一針明日の十針というわけだ。
- 上司は『書類の誤字はその日のうちに直せ。今日の一針明日の十針だ』と言った。
- 人間関係のすれ違いも早めに話し合えばこじれにくい。今日の一針明日の十針である。
類義語
- 転ばぬ先の杖
- 備えあれば憂いなし
- 念には念を入れよ
対義語
- 泥棒を見て縄をなう
- 後手に回る
- 行き当たりばったり