人参飲んで首括る
読み方
にんじん のんで くび くくる意味
高価な薬で病気を治しても、その薬代で身代を失い自殺するようでは意味がない、というたとえ。ある目的を達するための手段がかえって大きな損害や破滅を招き、結局は本末転倒になることをいう。由来
「人参」は野菜のニンジンではなく、昔から高価な薬として珍重された朝鮮人参・薬用人参を指す。成立年代は未詳だが、朝鮮人参が高価な妙薬として流通し、国内栽培も進んだ江戸時代(特に18世紀以降)の世相を背景に広まったことわざと考えられる。備考
「人参」は薬用人参のこと。現代ではやや古風で、日常会話より文章・解説で使われる。自殺を含む表現なので使用場面には注意が必要。例文
- 最新設備を借金でそろえたのに返済で店が潰れたのでは、人参飲んで首括るようなものだ。
- 健康のために高額なサプリを買い続けて生活費に困るなんて、人参飲んで首括ることになりかねない。
- 売上を伸ばすために広告費をかけすぎて赤字になるのは、人参飲んで首括るのと同じだ。
- 受験対策に無理な課金をして家計を壊してしまっては、人参飲んで首括る結果になる。
- 安全対策の名目で過剰な装置を導入し、運営できなくなったら人参飲んで首括るだろう。
類義語
- 角を矯めて牛を殺す
- 本末転倒
- 元も子もない
- 虻蜂取らず
- 小利大損
対義語
- 安物買いの銭失い(意味は逆ではなく、関連する対照表現として扱われることがある)