人を見たら泥棒と思え
読み方
ひとを みたら どろぼうと おもえ意味
他人、とくに見知らぬ相手を簡単に信用せず、被害に遭わないよう十分に警戒せよということ。世の中には悪意を持つ人もいるのだから、まずは用心深くふるまうべきだという戒め。由来
成立した正確な時期や初出は不詳です。近世以降、盗難や詐欺への警戒が強かった社会で、見知らぬ人を安易に信用せず身を守るべきだという生活上の教訓として広まったと考えられます。江戸後期から明治期の防犯意識を背景に定着したとされることがありますが、確定的な年は分かっていません。備考
強い警戒を促すことわざ。現代では防犯の文脈で使われますが、字義どおりだと他人を犯罪者扱いする響きがあるため、使う場面や言い方には配慮が必要です。例文
- 一人暮らしを始める娘に、祖母は「人を見たら泥棒と思え」と言って戸締まりを厳しく教えた。
- 訪問販売が来てもすぐにドアを開けるな、人を見たら泥棒と思え、くらいの用心が必要だ。
- 海外旅行では、人を見たら泥棒と思えという気持ちで荷物から目を離さないようにした。
- 彼は少し言い過ぎだが、初対面の相手に個人情報を話すなという点では『人を見たら泥棒と思え』も一理ある。
- 防犯講習会では、昔からある『人を見たら泥棒と思え』ということわざが紹介された。
類義語
- 用心に越したことはない
- 石橋を叩いて渡る
- 転ばぬ先の杖
- 君子危うきに近寄らず
対義語
- 渡る世間に鬼はない
- 旅は道連れ世は情け