人を恃むは自ら恃むに如かず
読み方
ひと を たのむ は みずから たのむ に しかず意味
他人をあてにして物事を進めるより、自分自身の力や判断を頼りにするほうが確実でよい、という意味。助けを求めること自体を否定するのではなく、まず自分で努力し、自立した姿勢を持つ大切さを説くことわざ。由来
中国戦国時代末期、紀元前3世紀ごろの法家思想書『韓非子』に見える「恃人不如自恃也」に由来するとされる。日本では漢文訓読によって「人を恃むは自ら恃むに如かず」と読まれ、自助・自立を説く故事成語的なことわざとして定着した。備考
「恃む」は「たのむ」と読み、頼みにする意。文語的で硬い表現。自助努力を促す場面で使うが、協力や支援を一切否定する言い方にすると冷たく響くことがある。例文
- 友人の返事を待つだけでは進まない。人を恃むは自ら恃むに如かず、まず自分で調べてみよう。
- 彼は起業したばかりのころ、人を恃むは自ら恃むに如かずと考え、資金計画から営業まで自分で学んだ。
- 先輩に資料作成を丸投げせず、人を恃むは自ら恃むに如かずの精神で、最後まで自分で仕上げた。
- 災害時には支援を待つだけでなく、人を恃むは自ら恃むに如かずとして、日ごろから備えておきたい。
- 留学先で困ったとき、彼女は人を恃むは自ら恃むに如かずという言葉を思い出し、問題を一つずつ自力で解決した。
類義語
- 頼む木の下に雨漏る
- 天は自ら助くる者を助く
- 人を頼むより己を頼め
対義語
- 寄らば大樹の陰
- 他力本願
- 長い物には巻かれろ