人は病の器
読み方
ひと は やまい の うつわ意味
人間の体は病気を入れる器のようなもので、どんな人でも病気にかかる可能性があるということ。健康に見える人でも過信せず、日ごろから養生や節制を心がけるべきだという戒めとして用いられる。由来
「器」は物を入れる容器の意で、人間を病気が入り込む入れ物にたとえた表現。特定の作者や初出は不詳で、成立時期も明確ではない。近世、遅くとも江戸時代には、健康への戒めを述べることわざとして用いられていたと考えられる。備考
やや古風で教訓的な言い回し。病人を責める言葉ではなく、人間の弱さを踏まえて健康管理を促す文脈で使うのが自然。例文
- 若いから大丈夫だと油断してはいけない。人は病の器というから、睡眠を削りすぎないほうがいい。
- 祖母はいつも、人は病の器だから体を冷やすな、と言っていた。
- 同僚の突然の入院を聞き、人は病の器という言葉を改めて実感した。
- 人は病の器なのだから、健康診断を面倒がらずに受けておくべきだ。
- 仕事が忙しくても、食事と休養をおろそかにすれば体を壊す。まさに人は病の器だ。
類義語
- 人は病の入れ物
- 人は病の器なり
- 生身の人間は病を免れない
対義語
- 無病息災
- 息災延命