人は城、人は石垣、人は堀
読み方
ひと は しろ、ひと は いしがき、ひと は ほり意味
城や石垣や堀のように組織や国を守り支えるのは、設備や制度ではなく人であるという意味。信頼できる人材を育て、結束させることが、何より強い守りや力になるという教え。由来
戦国時代の武将・武田信玄(1521〜1573)の言葉として伝わる「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」に由来する。信玄が堅固な城より家臣団の結束を重んじたという逸話に基づくが、文献上は江戸初期成立の軍学書『甲陽軍鑑』(17世紀前半)などを通じて広まったとされ、実際の発言かは確証がない。備考
武田信玄の名言として知られ、企業経営・人材育成・組織論でよく引用される。後半の「情けは味方、仇は敵なり」まで続ける形もある。例文
- 社長は「人は城、人は石垣、人は堀」と言い、採用と社員教育に予算を惜しまなかった。
- 立派なオフィスより、互いに信頼できる仲間がいることこそ大切だ。まさに人は城、人は石垣、人は堀である。
- 災害時に地域を守ったのは最新設備だけでなく、日頃から助け合ってきた住民たちだった。人は城、人は石垣、人は堀という言葉を実感した。
- 強いチームを作るには、スター選手を集めるだけでなく結束を育てる必要がある。人は城、人は石垣、人は堀だ。
- 部下を軽んじる経営では、いざという時に組織は崩れる。人は城、人は石垣、人は堀を忘れてはいけない。
類義語
- 国は人なり
- 企業は人なり
- 人材は宝
- 人こそ財産
- 人は石垣、人は城
対義語
- 人材軽視
- 人を使い捨てにする
- 物を重んじ人を軽んずる