人の噂も七十五日
読み方
ひとのうわさもしちじゅうごにち
意味
世間の噂や評判は長く続くように見えても、しばらくすれば人々の関心が薄れ、自然に忘れられてしまうというたとえ。悪い噂であっても、時が経てば鎮まることが多い、という慰めや戒めとして用いる。
由来
「七十五日」は一定期間が過ぎれば物事が落ち着くという目安の数で、江戸時代には広く言い回しとして定着したとされる。具体的な初出年は不詳。噂は人の興味で移ろいやすく、日数を挙げて「そのうち消える」ことを表した。地域や文脈により「四十九日」などの異形もある。
備考
自分への悪評を慰める意味で使うことが多いが、責任逃れの言い訳にすると反感を買う。数は慣用的で、地域により「四十九日」などもある。
例文
- 失言してしまったが、人の噂も七十五日だ。誠実に働いていればそのうち忘れられる。
- 炎上して落ち込んでいた友人に、人の噂も七十五日だから今は耐えようと声をかけた。
- 近所の噂話に振り回されるな。人の噂も七十五日、放っておけば静かになる。
- 不祥事の報道は続いたが、人の噂も七十五日で、世間の関心は別の話題へ移っていった。
- 彼は『人の噂も七十五日』と言って、根拠のない中傷には反論せず距離を置いた。
類義語
- 人の噂も四十九日
- 人の噂も七日
- 喉元過ぎれば熱さを忘れる
対義語
- 噂は千里を走る
- 悪事千里を走る