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人の七難より我が十難

読み方

ひと の しちなん より わが じゅうなん

意味

他人の欠点をあれこれ言う前に、自分にはそれ以上の欠点があるかもしれないと反省すべきだ、という戒め。人を批判するより、まず自分の言動を省みよという意味。

由来

正確な初出や成立年は不明。「七難」は多くの難点・欠点を表す語で、仏教語の「七難」など古くからある表現に由来する。「我が十難」と数を増やして対比し、他人より自分の欠点に目を向けるべきだと説く教訓的なことわざとして、江戸期以降の俚諺として広まったと考えられる。

備考

やや古風で教訓的な表現。日常会話では「人の振り見て我が振り直せ」の方が一般的に使われることが多い。

例文

  • 部下の失敗ばかり責めているが、人の七難より我が十難で、まず自分の指示の曖昧さを見直すべきだ。
  • 友人の癖を笑ったら、母に「人の七難より我が十難よ」とたしなめられた。
  • SNSで他人を批判する前に、人の七難より我が十難と思って一度投稿を読み返した。
  • 彼は同僚の遅刻を責めていたが、自分も締め切りを守れていない。まさに人の七難より我が十難だ。
  • 人の七難より我が十難というから、相手の欠点を探すより自分の態度を改めたい。

類義語

  • 人の振り見て我が振り直せ
  • 他山の石
  • 人を責めるより身を責めよ

対義語

  • 自分のことは棚に上げる

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