漢字辞典.com

人のふり見て我がふり直せ

読み方

ひと の ふり を みて わが ふり を なおせ

意味

他人の言動や失敗・欠点を見て、そのまま批判して終わるのではなく、自分にも同じことがないか振り返り、態度や行いを改めよ、という戒め。人の振る舞いは自分を映す鏡になるという考えを含む。

由来

江戸時代にはすでに広く用いられていたとされるが、初出の年代・典拠は明確ではない。口承の教訓として定着し、他者観察を自己反省につなげる倫理観を表したことわざとして伝わった。

備考

他人批判を戒め、自己反省・改善を促す場面で使う。相手を直接非難せずに注意したいときにも便利だが、説教くさく聞こえる場合がある。

例文

  • 同僚の遅刻を責める前に、人のふり見て我がふり直せで、自分の時間管理も見直した。
  • 会議で人の発言を遮る人を見て、人のふり見て我がふり直せと思い、聞き方に気をつけた。
  • 子どもには叱るだけでなく、『人のふり見て我がふり直せ』だよと一緒に振り返らせた。
  • SNSでの言い方がきつい人を見て、人のふり見て我がふり直せと自分の投稿も確認した。
  • 部下のミスに苛立ったが、人のふり見て我がふり直せで、指示の出し方に問題がなかったか考えた。

類義語

  • 他山の石
  • 人を鏡にせよ
  • 人の振り見て我が身を正せ

対義語

  • 我関せず
  • 人は人、自分は自分

このことわざに含まれる漢字