人こそ人の鏡
読み方
ひと こそ ひと の かがみ意味
他人の言動や態度は、自分の欠点や長所に気づかせてくれる鏡のようなものだという意味。人を見て批判するだけでなく、自分を省みる手がかりにすべきだという戒め。由来
正確な成立時期は不詳。人を鏡にたとえて自分の得失を知る考えは、中国唐代の太宗と魏徴の故事「人を以て鑑となす」(7世紀ごろ、『貞観政要』などに見える)にも通じ、日本でことわざとして定着したと考えられる。備考
「こそ」は強調を表すため、やや古風で格言的な響きがある。他人を責めるより、自省や学びにつなげる文脈で使われる。例文
- 部下の失敗を見て腹を立てる前に、人こそ人の鏡と思って自分の指示も見直した。
- 友人の礼儀正しい振る舞いに触れ、人こそ人の鏡だと感じて自分も態度を改めた。
- あの人の傲慢さが気になるなら、人こそ人の鏡として自分にも同じところがないか考えなさい。
- 先輩の仕事ぶりはまさに人こそ人の鏡で、学ぶ点が多い。
- 子どもの言葉遣いを注意しながら、人こそ人の鏡で、親の話し方も映っているのだと気づいた。
類義語
- 人の振り見て我が振り直せ
- 他山の石
- 反面教師
- 人を以て鑑となす
- 人は人の鏡