漢字辞典.com

亭主の好きな赤烏帽子

読み方

ていしゅ の すきな あかえぼし

意味

一家や組織の主人・責任者が好むことなら、たとえ普通と違って奇妙に見えても、周囲はそれに従うものだというたとえ。また、人の好みはさまざまで、外からは一概に批判できないという意味でも使う。

由来

烏帽子は古代から中世にかけて男性がかぶった黒い被り物で、赤い烏帽子は本来あり得ないほど奇抜なもの。そのようなものでも亭主が好きなら家の者は従う、という発想から生まれた。正確な初出年は不明だが、江戸時代には広く用いられていたとされる。

備考

「亭主」は夫だけでなく、家や店・組織の主人の意味。現代では権限者への皮肉として使われることも多い。

例文

  • 社長がこの奇抜な制服を気に入った以上、亭主の好きな赤烏帽子で、社員は着るしかない。
  • 父が玄関を紫色に塗ると言い出した。亭主の好きな赤烏帽子とはいえ、家族は少し困っている。
  • 店主の趣味で内装が派手になったが、亭主の好きな赤烏帽子で常連客も受け入れている。
  • 上司の好みで資料の色まで決まるなんて、まさに亭主の好きな赤烏帽子だ。
  • 他人には変に見えても、亭主の好きな赤烏帽子、人の好みはそれぞれだ。

類義語

  • 蓼食う虫も好き好き
  • 十人十色
  • 人好き好き
  • 好みは人それぞれ

このことわざに含まれる漢字

同じ漢字を含むことわざ