二階から目薬
読み方
にかいからめぐすり
意味
二階から目薬をさしても目に入らないように、遠回しで効果が届きにくく、思うような結果が得られないことのたとえ。忠告や援助、働きかけが相手に伝わらず無駄になりやすい、という意味でも用いる。
由来
目薬は目に直接さして効かせるものだが、二階の窓など高い所からさしても狙いが定まらず目に入らない、という日常の実感に基づくたとえ。成立年代ははっきりせず、江戸時代頃から口語的に用いられてきたとされる(正確な初出年は不明)。
備考
「効果がない」「届かない」ことをやや皮肉に言う。助言・指示・対策などが遠回りで実効性に欠ける場面に用いる。口語でも文章でも可。
例文
- 本人に直接言わずに上司経由で注意しても、二階から目薬で改善しないよ。
- 現場を見ないで机上の指示だけ出しても二階から目薬だ。
- 遠回しな嫌味は二階から目薬で、相手は気づかないことが多い。
- 制度だけ整えて周知しなければ、二階から目薬になってしまう。
- 彼を変えたいなら、二階から目薬みたいなやり方はやめて面と向かって話そう。
類義語
- 焼け石に水
- 糠に釘
- のれんに腕押し
- 馬の耳に念仏
- 豆腐に鎹
対義語
- 一石二鳥
- 適材適所
- 当意即妙