二兎を追う者は一兎をも得ず
読み方
にと を おう もの は いっと をも えず意味
同時に二つの目的を達成しようとして欲張ると、結局どちらも成功せず何も得られないという意味。目標や手段を一つに絞る大切さを戒めることわざ。由来
古代ローマの成句「二匹の兎を追う者は一匹も捕らえられない」に由来するとされる。日本には西洋の格言として近世末から明治時代(19世紀ごろ)に紹介され、定着したと考えられるが、正確な伝来時期は不明。備考
「兎」はうさぎ。欲張りを戒める場面で使う。努力の両立そのものを否定するより、無計画に複数を狙う危うさを指すことが多い。例文
- 仕事も資格試験も副業も同時に始めたが、結局どれも中途半端で、二兎を追う者は一兎をも得ずだった。
- 志望校を絞らずに対策したせいで、どの学校にも合格できなかった。まさに二兎を追う者は一兎をも得ずだ。
- 利益と品質を同時に最大化しようとして失敗した。二兎を追う者は一兎をも得ずという教訓を忘れていた。
- 彼女は二つの部活でレギュラーを狙ったが、練習時間が足りず、二兎を追う者は一兎をも得ずになってしまった。
- 新規顧客と既存顧客の両方に同じ力を注ごうとして、戦略がぼやけた。二兎を追う者は一兎をも得ずと言える。
類義語
- 虻蜂取らず
- 欲張りは身を失う
- 多芸は無芸
- 一も取らず二も取らず
対義語
- 一意専心
- 専心一意
- 一つに絞れば成る