二兎を追う者は一兎をも得ず
読み方
にとをおうものはいっとをもえず
意味
同時に二つの目標を欲張って追うと、結局どちらも達成できず失敗するというたとえ。
由来
二羽の兎を同時に捕まえようとしても逃げられて一羽も得られない、という狩猟の実感に基づくたとえ。中国の古典由来とされる説もあるが、成立年代・伝来時期は不詳。
備考
「二兎」は二羽の兎の意。欲張って同時に狙うことへの戒めとして、勉強・仕事・恋愛など幅広く用いる。やや教訓的な言い方。
例文
- 資格の勉強と起業準備を同時に完璧にやろうとして、二兎を追う者は一兎をも得ずになりかねない。
- 彼は本命企業と公務員試験を両方狙ったが、二兎を追う者は一兎をも得ずでどちらも落ちた。
- 売上も品質も一気に上げようと無理をすると、二兎を追う者は一兎をも得ずになる。
- あれこれ手を広げる前に優先順位を決めないと、二兎を追う者は一兎をも得ずだよ。
- 恋愛でも仕事でも欲張りすぎると、二兎を追う者は一兎をも得ずになって後悔する。
類義語
- 虻蜂取らず
- 二股をかけるとどちらも失う
- あれもこれもと欲張ればどれも手に入らない
対義語
- 一石二鳥
- 二兎を追う者は二兎を得る(※ことわざとしては一般的でない)