九死に一生を得る
読み方
きゅうし に いっしょう を える意味
ほとんど助かる見込みのない、死にそうな非常に危険な状況(九死)から、かろうじて命を取りとめること。大事故・災害・重病などで「奇跡的に助かった」「命拾いした」という意味で用いる。由来
中国の古典に由来する成句で、「九死」は十回のうち九回は死ぬほどの危地を表し、「一生を得る」はその中でただ一度命を得て助かる意。日本では漢文素養の広まった江戸期以前から用例が見られるとされるが、成立の正確な年代は不詳。備考
主に重大事故・災害・重病など命に関わる場面で用いる。比喩的にも使えるが、軽い出来事には大げさに響く。慣用的に「九死に一生を得る/九死に一生を得た」と言う。例文
- 大地震の倒壊現場から救出され、九死に一生を得た。
- 高速道路で多重事故に巻き込まれたが、九死に一生を得て家族のもとへ戻れた。
- 医師も覚悟するようにと言ったが、手術が成功して九死に一生を得た。
- 遭難して三日間漂流した末、漁船に発見され九死に一生を得る思いだった。
- 彼は火事で煙に巻かれたが、窓から脱出して九死に一生を得たという。
類義語
- 九死に一生
- 危機一髪
- 間一髪
- 薄氷を踏む思い
- 命拾いする
対義語
- 九死に一生を失う
- 万事休す