丘の上の火事
読み方
おか のうえ の かじ意味
高い所から遠くの火事を見ているように、当事者ではないため切迫感がなく、他人事としてのんびり眺めたり、面白がったりすること。自分には直接の被害がないと思い、危機感や責任感が薄い態度をいう。由来
江戸時代ごろから見られるとされる(正確な初出年代は不詳)。丘の上など安全な高所にいれば、火事は遠くに小さく見え、熱や煙の危険も少ないため、火元の苦境を実感できず「対岸の火事」のように他人事として眺めるという比喩から。備考
「対岸の火事」とほぼ同義。やや古風で比喩的な言い方。無責任・傍観のニュアンスが強いので、他人を批判する文脈で用いられやすい。例文
- 同僚のトラブルを丘の上の火事みたいに見ていたら、次は自分の番だった。
- 隣町の水不足を丘の上の火事と考えていたが、うちの地域も節水になった。
- 炎上騒ぎを丘の上の火事のように眺めてコメントしていると、反感を買う。
- 親は受験の不安でいっぱいなのに、本人は丘の上の火事でゲームばかりしている。
- 災害対策を丘の上の火事と先送りにすると、いざという時に取り返しがつかない。
類義語
- 対岸の火事
- 他人事
- 高みの見物
- 袖手傍観
- 馬耳東風
対義語
- 我が身の上
- 切実
- 身に迫る
- 自分事として捉える