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世の中捨てたものではない

読み方

よのなか を すてた もの では ない

意味

世の中には冷たいことや理不尽なことも多いが、思いがけず親切な人や助けてくれる人がいて、まだ希望や良い面がある、という意味。失望していた気持ちが救われた場面で用いる。

由来

「捨てたものではない」は江戸期から明治期にかけて口語で広まったとされるが、正確な成立年は不明。「捨てる=見限る」「ものではない=そうではない」の否定で、「見限るほど悪い世の中ではない」という言い回しになった。

備考

失望→救いの出来事があった直後の感想として自然。「世の中」を「世間」「人の世」に替えることもある。やや口語的。

例文

  • 落とした財布がそのまま戻ってきた。世の中捨てたものではない。
  • 困っていたら見知らぬ人が手伝ってくれて、世の中捨てたものではないと思った。
  • 炎上ばかり目につくけど、支援の輪も広がっている。世の中捨てたものではない。
  • 失敗して落ち込んでいたら同僚が励ましてくれた。世の中捨てたものではないな。
  • この町は人情があるよ。世の中捨てたものではないって感じる。

類義語

  • 世の中まだまだ捨てたものではない
  • 世間も捨てたものではない
  • 捨てたものではない
  • 捨てたもんじゃない

対義語

  • 世の中捨てたものだ
  • 世も末だ
  • 人間不信になる

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