世の中持ちつ持たれつ
読み方
よのなか もちつ もたれつ意味
人は一人だけでは生きていけず、社会では互いに助けたり助けられたりして成り立っているということ。自分が相手を支えることもあれば、逆に相手に支えられることもあるという、相互扶助・相互依存の関係を表す。由来
成立時期の明確な初出は不詳です。動詞「持つ」の連用形を重ねた「持ちつ」と、受け身の意味を含む「持たれつ」を対にした表現で、「互いに支え合う」という意味を表します。近世以降に広まり、「世の中は持ちつ持たれつ」の形でも、人間社会は助け合いで成り立つというたとえとして定着しました。備考
「持ちつ持たれつ」だけでもよく使います。ことわざとしては「世の中は持ちつ持たれつ」とも言い、人間関係・地域社会・商売などで、助け合いと相互依存をやわらかく表します。例文
- 困ったときはお互いさま。世の中持ちつ持たれつだから、遠慮せず頼っていいよ。
- 商売は一社だけでは回らない。仕入れ先も販売先も、世の中持ちつ持たれつだ。
- 子育てでは近所の助けがありがたく、世の中持ちつ持たれつを実感した。
- 彼は後輩をよく支えるが、自分も先輩に育てられたので、世の中持ちつ持たれつだと言う。
- 災害時こそ、世の中持ちつ持たれつの気持ちで助け合うことが大切だ。
類義語
- 相身互い
- お互いさま
- 助けつ助けられつ
- 相互扶助
- 魚心あれば水心
対義語
- 孤立無援